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TLV蒸気と省エネメールマガジン

2022/02/21 Vol.222

2022年2月21日配信 Vol.222

TLVメールマガジン 蒸気のことならTLV



今月はFRPプレス機によるユニットバスの加熱成型の過程で、従来のバルブの手動操作による温度制御を自動制御システムに切り替えた事例をご紹介します。
手動制御では温度ムラが発生しやすく、厚さが不均一になったり、製品表面の平滑性低下で光沢が得られなかったりといった製品不良に繋がっていましたが、自動化したことで温度ムラによる品質不良の低減、工数削減、蒸気ロス低減を実現された事例です。

そのほか、1台で「流量」「温度」「圧力」「乾き度」「過熱度」の計測が可能な蒸気流量計 EF200-Cシリーズをご案内します。


 【事例】温度ムラ解消!FRPプレス機の自動制御
  付きっ切りで行っていたバルブの手動操作が不要に
 
FRPプレス機の自動制御事例

ある浴槽メーカー様ではFRPプレス機を使って、製品と同じ形状の金型でアクリル樹脂、エポキシ樹脂といった熱硬化性樹脂などをホットプレスで成型していました。
しかし、金型表面の温度ムラが発生しやすく、その温度ムラが製品不良に直結するため、オペレーターの方が付きっ切りで蒸気供給側とドレン排出側双方で手動操作を駆使して品質不良を防いでいました。

手動操作はオペレーターの負担が大きいばかりでなく、ブロー操作に伴う蒸気ロスも無視できません。

解決策を求めて情報収集していた時に、TLVのスチーム・アカデミー・セミナーに参加。
同じ課題の事例が紹介されていたたため相談したところ、蒸気供給とスチームトラップのバイパスブローを連動させて金型の温度ムラを防ぐ自動制御を導入することとなりました。

自動制御システムを導入した結果、温度ムラは解消され、オペレーターの負担と蒸気ロスの問題も解決できました。
事例の詳細や、導入された自動制御システムの内容等については以下をご覧ください。 事例のお客様も参加された、蒸気の基礎から蒸気の有効利用によるプラント全体の省エネルギー、生産性向上に必要な要件までオンラインで学ぶことができるスチームアカデミーセミナーの詳細は以下をご参照ください。


 1台で流量・温度・圧力・乾き度・過熱度を計測!
  蒸気流量計 EF200-Cシリーズ
 
渦流量計EF200-C   蒸気流量計 EF200-Cシリーズは蒸気の乾き度計測と過熱蒸気検出が可能です。
専用圧力センサーを用いたリアルタイムの過熱蒸気検出機能蒸気乾き度計測機能を組み合わせることで、蒸気の状態を正確かつタイムリーに捉えることができます(蒸気乾き度計測機能、専用圧力センサーはオプションです)。

◆ 製品品質に直結する蒸気の状態をモニタリング

蒸し工程をはじめとする、蒸気を直接製品と接触させて使用する用途では、蒸気の状態が品質に直結します。これまで正しく把握することが困難だった蒸気の状態が明らかになり、品質の安定と向上に役立ちます。

◆ 省エネ改善メリット算出で導入しやすい

「蒸気流量計は高い」「見える化だけでは予算が下りにくい」と思っていませんか?
TLVの現場診断によって具体的な省エネ改善メリットや投資採算性を算出した上で導入することができるため、これまで導入が進まなかった方にもお勧めです。

◆ 流量計は設置場所も大事

現場確認をした上で、効果が確認できる適切な設置場所のご提案も致します。


EF200-Cシリーズには、以下のラインアップがございます。
接続方式や機能に合せてお選びください。

EF200F-C
:フランジ接続。専用圧力センサー、蒸気乾き度計測機能搭載可能で
 蒸気のコンディションモニタリングセンサーとして使用できる多機能タイプ。

EF200R-C
:フランジ接続で内径を絞ったもの。専用圧力センサー搭載可能。

EF200W-C
:フランジレスのウエハータイプ。流量計測に絞り込んだシンプルタイプ。

 
EF200-Cシリーズの詳細を見る >