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TLV・TTS保全と検査メールマガジン

2021/09/14 Vol.82

2021年09月14日配信 Vol.82

TLV・TTSメールマガジン 保全と検査に革新を



橋、桟橋の鋼管杭、ケーソンなど、常に乾燥と湿潤状態が繰り返される海洋鋼構造物は腐食しやすい環境にあります。桟橋の鋼管杭の健全度評価について、検査方法を従来のUT(超音波肉厚測定)からPEC(Pulsed Eddy Current:パルス渦流探傷)に変えたことで、工数・コストを大幅に抑えることができた桟橋の鋼管杭の事例をご紹介します。

その他、工場稼働中に全てのガス体の漏れを検出し、漏れ量を金額換算してレポートするエア・ガスリーク診断をご案内します。事例記事の冊子プレゼントもありますのでチェックしてみてください。


 表面処理不要、工数・コストはUTの数十分の一!
  経年劣化した桟橋の鋼管杭の腐食検査

桟橋の鋼管杭のPEC事例
 
経年劣化した設備の健全性評価。腐食検査が必要だと分かっていても、工数とコストの問題から網羅的な検査まではなかなか手が回らない・・・。
着船用の桟橋や河川の橋に使用される鋼管杭についても、次のようなことが言えるのではないでしょうか。

「設置してから数十年経過するが、過去確認したことがない」

「鋼管杭に何かが接触し、FRP等のカバーが外れれば補修するが、
 内部の杭までは確認せずにそのまま外装だけ補修している」

「海上保安庁等の港湾関係局から点検するように勧められているが、
 外装材(FRP)等を解体して検査するにはコストがかかりすぎる」


国土交通省の港湾施設の維持管理ガイドラインで鋼管杭も対象となっており、健全性評価をしたいという要望は多いものの、従来のUT(超音波肉厚測定)は検査精度は高い一方で、被覆材やフジツボの除去など検査前の表面処理に多くの工数と時間がかかるため、測定範囲が限定されてしまうという問題がありました。

そこで、簡便に広範囲の板厚測定を行う手法として広まっている検査が、
PEC(Pulsed Eddy Current:パルス渦流探傷)です。
 
桟橋の鋼管杭のPEC事例詳細を見る >
 
ある石油化学工場様では、船の着桟などの関係から桟橋の鋼管杭を短期間で検査する必要があったためPECを採用。4本の鋼管杭の腐食検査が1日で完了しました。

また、PECの精度も検証した結果、UT値との誤差も小さく測定精度に問題の無いことが確認され、PECがUTに比べて工数、コスト、健全度評価の適正など多くの点でアドバンテージを持つとの評価をいただきました。

PECは以下の特長から、桟橋の鋼管杭検査に多く採用いただいています。

・表面処理不要
・防水プローブで海中の腐食検査もOK
・面で測定するため、点で測定するUTの数十倍の範囲を検査し測定値の平均化も不要
・工数を大幅に減らし、コストも削減
・桟橋の使用停止期間が短いため、出荷・揚荷の機会損失も最小限


PECによる桟橋の鋼管杭検査に関するお問い合わせは、以下からお寄せください。
 


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エア・ガスリーク診断  製造現場で多く使用される圧縮エア、窒素、プロセスガス等の各種ガス。
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