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TLV・TTS保全と検査メールマガジン

2022/06/14 Vol.90

2022年6月14日配信 Vol.90

TLV・TTSメールマガジン 保全と検査に革新を



今月は、ベアリングやギアボックス等の動力伝達装置の潤滑油系統に組み込んで、振動管理では感知できない僅かな摩耗の兆候を捉える潤滑油内金属摩耗粉モニタリングシステム WEARSCANNER(ウェアスキャナー)をご紹介します。設備の突発故障防止、予知保全、計画的なメンテナンスにお役立てください。

そのほか、圧縮エア・窒素・プロセスガスなど各種ガス体の漏れを工場稼働中でも検知し定量化・金額換算するエア・ガスリーク診断 SonicMan(ソニックマン)サーベイをご紹介します。診断スピードが速いためプラント全体の広域診断も可能です。


 減速機、ギアボックスの傾向管理を視える化!
  潤滑油内金属分析装置で強制循環油内の摩耗粉を測定
 
ウェアスキャナー


◆ 潤滑油内金属摩耗粉モニタリングシステム WEARSCANNER

潤滑油管理は、振動では捉えられない微細な兆候が把握できることから、設備の傾向管理には有効とされていますが、検査方法や検査コストの面で課題が聞かれます。

WEARSCANNER(ウェアスキャナー)は、潤滑油(強制循環油)の中に混入する摩耗粉の数と大きさを測定し、ギア、軸受などの状態と傾向を把握するパーティクルカウンターです。
渦電流による金属粉検出技術を用いて、潤滑油内に存在する電気的伝導性のある粒子のみを測定します。ウェアスキャナー本体内を通過した粒子の電流フローの変化値を測定し、摩耗粉を数値化することで摺動部品の摩耗状態を把握します。
 
ウェアスキャナーにはオンライン、オフラインの2種類があり、センサーを強制循環ラインに取り付けてセットアップするだけですぐに測定を開始します。

・オンラインシステム:PCで状態を常に監視
・オフラインシステム:本体のメモリー機能を活用

 
ウェアスキャナーの詳細を見る >


◆ 導入事例

【事例1】減速機ギアの突発故障防止
 
減速機ギア事例    業界を問わず、減速機は押し出し機やロールなど様々な生産ラインなどで幅広く活用されていますが、「振動管理はしているものの、ギアの突発故障が減らない」というお悩みをよくお聞きします。ギアという部品の性質や回転数など様々な要因から、一般的に減速機のギアの状態把握を振動測定で行うことは難しいと言われています。

あるお客様は、押出機ギアの原因不明な突発故障に悩まされていました。押出機の減速機が停止すると生産ラインの全てが停止し、生産機会損失や歩留まり、コストへの影響などが大きな課題となっていました。  
【事例2】パワートレイン試験室の耐久試験
 
パワートレイン試験室事例    自動車・建機の耐久試験では、装置の試験開始から終了までベアリング、ギアなどの微細な兆候変化を把握したいと考えていました。しかし、振動測定では僅かな兆候を感知できず、従来のフィルター法による金属磨耗粒子測定では、粒子の大きさと量の把握は不可能でした。

【事例3】風車ナセルギアボックスの高所測定
 
風車ナセルギアボックス事例    風車のナセル内ギアボックスの状態監視を行う必要がありましたが、風車が低速で回転するため振動を測定することは困難でした。また、測定のために毎回高所にあるナセルに登らなくてはならないことも安全面から懸念がありました。

潤滑油内金属摩耗粉モニタリングシステム WEARSCANNER(ウェアスキャナー)に関するお問い合わせはこちらからお寄せください。
 


 燃料費削減!プロが工場稼働中に全ガス体の漏れ検出
  モレ量と金額がわかるエア・ガスリーク診断
 
エア・ガスリーク診断   製造現場で多く使用される圧縮エア、窒素、プロセスガス等の各種ガス。
エア・ガスリーク診断 ソニックマンサーベイは、スピーディーな診断で工場稼働中でも全てのガス体の漏れを発見・定量化し金額換算短時間で広いエリアの検査が可能なため、プラント全体の広域診断も可能です。

実際にエア・ガスリーク対策で9000万円の損失を解消し、71%の漏れを削減できた大手重工業様の事例もあります(事例記事の小冊子プレゼントはこちら)。

まずは一部分で、またはプラント全体でなど診断計画についてのご相談も承りますので、一度リーク診断をご検討されてみてはいかがでしょうか?