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TLV・TTS保全と検査メールマガジン

2022/08/02 Vol.92

2022年8月2日配信 Vol.92

TLV・TTSメールマガジン 保全と検査に革新を



回転機械の突発故障を防ぐための軸受診断はどのように行っていますか?
今月は教育用コンテンツ『メンテナンスを学ぶ』の中から「回転機械の軸受診断に有効なショックパルス計測」記事をご紹介します。微弱で、一般的な加速度センサーでは捉えにくいショックパルスを計測する方法とは?詳細は記事をご覧ください。

そのほか、狭くて障害物があるめっき(表面処理)洗浄槽のロール平行度診断事例をご案内します。


 メンテナンスを学ぶ
  「回転機械の軸受診断に有効なショックパルス計測」

回転機械の軸受診断に有効なショックパルス計測

ポンプやブロワーなどの回転機では、ベアリングの故障は即設備の停止に繋がる重大な問題です。突発故障を避けて、計画的なメンテナンスを行うためには、運転中に潤滑の良否や傷の有無などベアリングの健全性を診断する必要があります。
このベアリングの健全性診断に効果的なのが「ショックパルス」の測定です。

ショックパルスとは、コロやボールがベアリングのレース面に接触しながら通過するときに発生する衝撃波のことです。
レース面に傷が無く十分な潤滑が行われていればこの衝撃波は小さく、潤滑不足によって油膜が薄くなったり傷が発生していれば大きな衝撃波が発生します。
従って、この衝撃波の大きさを捉えればベアリングの健全性が評価できます。

以下では、ショックパルスを用いた計測について詳しくご説明し、潤滑不良や初期損傷を早期に発見した事例などもご紹介しています。
 
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回転機械の軸受診断に関するお問い合わせはこちらからお寄せください。
 


 【事例】狭くて障害物のある場所のロール設備
  ピアノ線や下げ振りでは測定不能なロールを診断!
 
めっき洗浄槽のロール平行度診断事例

金属薄板を生産しているお客様のめっき(表面処理)洗浄槽で、製品位置が安定しないという問題が発生。原因としてロール平行度のずれが疑われました。ロール平行度のずれは製品の蛇行、絞り(シワ)、めっき不良、表面傷、巻き取り不良、片伸びなどの原因となります。ロール平行度を測定しようとしたものの、この洗浄槽は非常に狭くて作業条件が悪く、測定は困難でした。

下げ振りやピアノ線による平行度測定では作業員が2名以上必要であり、ロールを測定する順番にも制約があります。狭さと作業のしにくさから測定精度が著しく落ち、信頼性の低さから測定結果が採用できなくなるものも出てきました。

そこで、狭所でも測定可能なパララインによるロール平行度診断を採用。
従来の半分の作業時間で全ロールを計測した結果、直行芯の2~3mm/mのずれを発見しロール位置を修正したところ、製品位置は安定し蛇行を解消することができました。