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製品情報

スチームトラップ等モニタリングセンサー『iTrapSensor®』を新発売

TLVは、蒸気システムの安全・安定操業、省エネルギー、そしてCO2削減を実現する「蒸気システム最適化プログラム SSOP®(Steam System Optimization Program)」を2005年以来、100を超える事業所で提供しています。
この度、「SSOP®」の要となる、スチームトラップ等モニタリングセンサー『iTrapSensor®』(アイトラップセンサー)を2016年2月18日から順次リリース致します。

石油精製を初めとするプラントにおいては、多数の蒸気使用設備が使用されており、それらを最適に、安全・安定操業することは企業の経営課題となっています。
当社が提案・提供している「SSOP®」を実践し蒸気システムを最適化するためには、その基本となるスチームトラップの作動状況を定期的に診断し、不具合を着実に一掃する必要があります。今回リリースされる『iTrapSensor®』により、定期診断ではなく常時モニタリングが可能となり、異常を早期発見し、迅速な対応が可能となります。

『iTrapSensor®』が検出したモニタリングデータは、無線または有線で伝達され、インターネットを介して情報収集、保存、閲覧が可能となります。また、センサーは超音波と表面温度を同時に測定できることからスチームトラップ以外のモニタリングも可能であり、プラントにおけるIoT(インターネット・オブ・シングス)の流れに合致する、新たな取り組みでもあります。

今回リリースする『iTrapSensor®』は、下記の無線2種、有線1種の計3シリーズです。

製品写真
無線センサー

1)「iT5-ZBシリーズ」:TLV無線通信規格(近距離無線通信規格ZigBeeベース)

  • 多数箇所モニタリングに
  • 測定周期:5分~24時間(可変)
  • 最大8000台モニタリング(1データステーション当り)

2)「iT5-ISシリーズ」: ISA100.11a (工業用無線通信規格)

  • 高頻度モニタリングに
  • 測定周期:1秒~1時間(可変)
  • 最大500台モニタリング(推奨1ゲートウェイ当り、条件にもよる)
有線センサー

3)「iT5-FFシリーズ」: FOUNDATIONフィールドバス (工業用有線通信規格)

  • 確実なデータ通信に
  • 測定周期:1~15秒(可変)
  • 最大32台モニタリング(推奨1リンキングデバイス当り。防爆域で使用する場合、最大16台)

『iTrapSensor®』共通の特長
   1)無線タイプ2種と有線タイプ1種を品揃え
   2)超音波と最高400℃までの表面温度を同時測定
   3)本質安全防爆仕様
   4)様々なスチームトラップ/その他用途に取り付け可能

市販のネットワーク機器や既存のシステムとの接続も可能で、当社がソフトウェアを含め拡充することで、トータルシステムとしての構築もサポートいたします。スチームトラップを常時モニタリングするシステムを導入することで、異常の早期発見、迅速な原因の推定・分析が可能になり、工場の省エネ、CO2削減、安全性、生産性向上に貢献します。
このセンサーは、1988年にTLVが世界で初めて開発したスチームトラップ自動診断器「TrapMan®」の技術を採用しており、世界5000種近くのスチームトラップに対応しています。また、超音波と表面温度を同時計測できるため、スチームトラップ以外への用途も開発中です。



商標について

  • TLV、iTrapSensor、SSOP、TrapManおよびiTrapは、株式会社テイエルブイの登録商標です。
  • ZigBeeは、ZigBee Alliance, Inc.の登録商標です。
  • ISA100.11aのISA100およびISA100 Wirelessのロゴマークは、ISA100 Wireless Compliance Instituteの登録商標または商標です。
  • FOUNDATION フィールドバスのFOUNDATIONおよびフィールドバス協会のロゴマークは、フィールドバス協会の登録商標または商標です。